令和8年7月30日柴田市長就任 訓示

 職員の皆さん、おはようございます。本日、南陽市長に就任いたしました、柴田正人と申します。この度、市民の皆様から寄せられた温かいご支援と力強いご信託を頂き、重責を担わせて頂くことになりました。その責任の重さを深く受け止め、市民の幸せのため、そして南陽市の未来のために、全身全霊で取り組んでいく決意です。どうぞよろしくお願いいたします。

 私たちは、この南陽市に住んでいます。この街で育ち、この街で働き、この街で家族を築き、この街で人生を歩んでいます。子どもたちに、「南陽市に生まれてよかった」「南陽市で暮らし続けたい」と思ってもらえる未来をつくる。それが、私たち大人の使命です。

 私は、これまで山形県議会議員として11年間、現場が最も大切であるとの思いで、現場の声を大切にし、多くの県民、市民の皆さんの声に耳を傾けてまいりました。その中で、私を支えてきたことは、「地域は正に人づくり」という信念です。地域を変えるのは、制度でも、建物でもありません。最後は「人」です。

 市民一人ひとり、市内で働く皆さん、地域で活動する皆さん、そして何より、この南陽市役所で働く職員一人ひとりの力こそが、南陽市の未来を切り拓く最大の原動力です。

 私は、「地域の宝は『人』です。」を基本理念とし、人への投資を最優先に進め、「元気でワクワクする南陽市」の実現に挑戦してまいります。この挑戦は、市長一人で、成しとげることはできません。職員の皆さん一人ひとりの力が必要です。

 私は、市役所を、課長はもとより、課長補佐、係長など一人ひとりの職員の提案を大事にしていきたい。ボトムアップで提言できる、「政策提言型の市役所」にしたいと考えています。現場で、市民と接している皆さんだからこそ分かる、課題があります。「前例がないからできない」ではなく、「どうすればできるか。」この発想で仕事に取り組む組織へ、この市役所を皆さんと共に変えていきたい。

 私は、失敗を恐れず挑戦する職員を応援します。現場の声を大切にし、良い提案は積極的に採用し、スピード感を持って実行していきます。

 私は、市長室で待つ市長にはなりません。地域へ足を運び、市民の皆さんと対話し、現場を見て、現場で判断する市長でありたいと思います。ぜひ、皆さんは、市民に最も近い行政マンとして、市民目線を忘れず、一緒に汗を流して頂きたいと思います。

 これから人口減少、少子高齢化、地域経済、防災、公共交通など、多くの課題があります。しかし私は、課題の数だけ可能性があると信じています。南陽市には、「奇跡の盆地、置賜盆地」のように美しい自然、豊かな農業、歴史と文化、赤湯温泉、そして何より温かい人々という素晴らしい財産があります。この魅力をさらに磨き、未来へ繋いでいく、挑んでいくことが私たちの使命だと考えています。

 そのために、私は五つの重点政策を着実に進めてまいります。

  1. 第一に、人の知恵と人材を結集し、財政力と地域の原動力を高めることです。国・県との連携強化や人材交流、ふるさと納税や企業版ふるさと納税の活用、新たな財源確保、行財政改革を進め、持続可能な財政基盤を築くとともに、市職員一人ひとりの力を生かす政策提言型の市役所を目指します。
  2. 第二に、産業人への投資による地域経済の活性化です。DMOを創設し、観光、農業、商工業が連携した地域振興を進め、起業支援や中小企業支援、女性やアクティブシニアが活躍できる環境づくりを推進し、地域に活力と雇用を生み出します。
  3. 第三に、安心して暮らせる心地よいまちづくりです。歩いて楽しいウォーカブルな街中環境の整備、DXによる住民サービスの向上、公共交通の充実、防災力の強化、医療・福祉・介護の連携など、市民一人ひとりが安心して暮らせる環境を整えてまいります。
  4. 第四に、人が集い、交流と賑わいを生み出すまちづくりです。地域資源を最大限に活用した観光振興や道の駅整備、子育て環境の充実、交流人口・関係人口の拡大を図り、「また訪れたい」「住み続けたい」と思える南陽市を目指します。私は、特に観光に力を入れていきます。そして、道の駅をつくりたい、その名も「湯の駅」です。ウォーカブルな街づくりを推進していきます。
  5. 第五に、未来を担う人材育成です。教育環境の充実、知・徳・体の調和のとれた教育、郷土愛を育む体験学習、多世代交流や国際交流、スポーツを通じた健康づくりなど、人を育てるまちづくりを推進してまいります。

 詳しくは、私、柴田正人のリーフレットを読み込んで頂きたいです。この五つの公約を職員の皆さんと力を合わせながら、一歩一歩着実に前へ進めてまいります。

 職員の皆さん、これからの市役所は、市民から「ありがとう」と言われる市役所でありたい。困ったときに真っ先に相談したくなる市役所でありたい。そして職員自身が、「南陽市役所で働けて良かった」と誇りを持てる職場を、一緒に作って行きましょう。それが、市民と行政、民間が力を合わせ一丸となって進む「共創」の姿です。

 まだ、構想段階ですが、「すぐ動く課」をつくります。また、来年1月に人事異動を行います。

 私は、皆さんを信頼します。皆さん、どうか、それぞれの経験と知恵、そして情熱を存分に発揮してください。市民の笑顔のために。南陽市の未来のために。ともに挑んでまいりましょう。「人が輝き、地域が輝く新しい南陽市の風景」を、皆さんと共に、市民の皆さんと共に、見にまいりましょう。どうかどうか、よろしくお願いいたします。

 以上、市長訓示といたします。

令和8年7月30日
南陽市長 柴田 正人