第20回水害サミットが開催されました
6月3日(火)東京都千代田区のパレスサイドビル5F東「メティアドゥセミナールーム」で「第20回水害サミット」が開催されました。
この「水害サミット」は、大きな水害を経験した全国の市町村長が集まって、自らの水害体験を語り合い、より効果的な防災、減災を考えるとともに、提言等を行う場です。
平成17年度より開催されている「水害サミット」、令和4年度開催から大分県日田市長、岡山県倉敷市長、そして本市白岩南陽市長が世話人となり、令和6年度開催からは本市白岩市長が世話人代表となり、令和7年度からは新潟県見附市長が加わり、水害サミットを運営・開催しました。
20回目となる今年は、30市町村長並びに国土交通大臣・水循環政策担当大臣 中野洋昌氏、国土交通大臣政務官 国定勇人氏が参加しました。
冒頭、『中野国土交通大臣、そして、この水害サミットの発起人でも1人でもおられます元三条市長 国定勇人 国土交通大臣政務官のお二人にご臨席いただき、大変心強く思っております。本日は二つのテーマで議論。まちづくりと防災をいかに効果的、効率的に掛け合わせて、今後、我々首長がそれぞれの自治体運営を行っていくかという観点で学びとなることを期待します。』と世話人代表として本市白岩市長があいさつを述べました。
サミットでは、「持続可能な地域社会の実現と流域治水の推進」、「命を守る避難情報の発信と防災DXによる効率的な災害対応の実現に向けて」、テーマをもとに活発な意見交換が行われました。
国土交通大臣 国定勇人政務官から、
『自分がいたころに比べ意見の中身が深掘りされている。様々な情報通信機器の発展に伴い状況把握の強化が自治体になされ始めている。さらに悩みを深めているのが、「行動変容に繋がる情報発信、個々への対応」、いわば水害サミットの永遠テーマを、この水害サミットというプラットフォームにおいて、議論を深め、実践の度合いをさらに深めていただきたい』と所感を述べられました。
最後に閉会のあいさつで世話人代表である本市白岩市長は、『気候変動の影響、それに伴う水災害・土砂災害・地震、様々な災害の複合化が、今後、さらに進んでいくことが予想され、我々自治体の運営において、住民の生命財産を守る上でも、ますます対応が難しくなってくる。だからこそ、本サミットがより重要性を増してくる。今後も、水害サミットを通じて皆さんと様々な知見を共有し、我々の対応を改善していきたい。』と述べ、今後さらなる防災・減災対策に繋がることを共有しました。
(更新日:令和7年6月6日)