P20-23 新しい農業委員と農地利用最適化推進委員が決定しました(任期:令和7年4月1日~令和10年3月31日) 令和7年4月改選により、市長から任命された14名の新農業委員と、農業委員会から委嘱を受けた11名の新農地利用最適化推進委員を紹介します。(平成28年4月1日に改正農業委員会法が施行され、4期目を迎えました。 南陽市農業委員会 会長髙橋善一 4月4日に開催された初総会において会長に選任されました。もとより浅学非才ではありますが、会長職3期目となりますので、精一杯努めます。どうぞよろしくお願いいたします。3月末で7名の方が勇退され、新たに2名の女性委員を含め7名の方々が新任・委嘱されました。農業委員14名、農地利用最適化推進委員11名、計25名で全地区を担当してまいります。農地行政はもとより、農業行政の皆さまのご意見、お考えを伺いながら要望・提案していく所存です。さて、令和の米騒動に端を発して政府も自給率の向上と食料安保の確立を盛んに唱えるようになりました。農業人口の減少と高齢化、耕作放棄地の増加は50年以上にわたる減反政策の完全な失敗と言わざるを得ません。次期食料、農業、農村基本法をにらんで今後5年間で農政は大きく変革すると思います。私たちは物の言える行政委員会として積極的に対話・提案をして、若者や多様な人材が進んで参入する農業を目指して頑張ってまいります。今後ともご理解とご協力をお願いいたします。 会長職務代理者黒澤ちよ子 この度の改選により、会長職務代理者に選任されました。初めての任務でわからない点は多くありますが、ご導を受けながら頑張りますのでよろしくお願いいたします。今、農業情勢は後継者不足と高齢者による離農に伴い、農地の耕作放棄地が増えています。昨年の米不足により食料自給の大切さを知り、新しい農業を目指したい方や、農業参入も考慮しながら、農地の有効利用につなげられればと思います。今後ともご理解とご協力をお願いいたします。 農地パトロールの実施について 農業委員会は農地の公的管理主体として、食料の生産基盤である優良農地の確保と有効利用の促進を進めています。そのため、毎年8 月を重点期間として、農地パトロールを実施しており、①遊休農地の実態を把握し、発生の防止と解消を図ること、②農地の違反転用防止対策等について取り組んでいます。パトロールの際に農地に立ち入る場合がありますので、ご理解、ご協力をお願いします。 活動方針 ①農地法等の関係法令を遵守し、農地法に基づく許可申請等の審議において、現地調査を実施し、速やかで適正な対応に努める。②農地利用の最適化に向けた「担い手への農地の集積・集約化」、「遊休農地の発生防止・解消」、「新規参入の促進」の推進のための活動に取り組む。③関係機関と連携し、農業の担い手の確保・育成に向けた積極的な支援や協力を行うとともに、経営実態や意向、農地利用の状況等についての調査を実施し、効果的な情報提供活動を通して農地と担い手を守り活かす運動を進める。④農地パトロールの結果を踏まえ、耕作放棄地を増やさない対策に取り組む。⑤令和7年3月に策定された「地域計画」における、10年後の農地集約等の目標を示す「目標地図」の実現に向けて、関係機関と連携を図りながら、地域農業の実態に応じて随時更新するとともに、農地の集積・集約に取り組む。⑥農地中間管理事業の有効活用を進め、地域の実情に合った農地の集積推進のための必要な支援を行うことにより、効率的かつ安定的な農業経営の実現とともに、儲かる農業、攻めの農業経営を目指した農政活動に取り組む。⑦農業者の福祉向上のため、農業者年金加入推進活動や啓蒙活動を行い、将来に希望の持てる農業経営を営むことができるよう情報提供に努める。 農地専門委員会 委員長 安達芳紀 前期に引き続き農地専門委員長に選任されました。今、農業の生産現場では世界情勢による生産資材の高騰に加え、異常気象や流通の問題による農産物販売価格の乱高下など多くの不安を抱えています。現状が続けば離農が進み、さらに耕作放棄地が増加するおそれがあります。地域の中核となる担い手たちが効率的に農地を利用し10年後、20年後と次の世代へ優良農地として継承していけるよう、時代に沿った農業経営基盤について検討しながら最適化の推進に取り組んでまいります。 農業委員 佐藤文好今年度から農業委員に任命されました。地域農業の振興、農地の適正利用や担い手育成など課題解決に努めてまいります。 倉田健三農業経営のさらなる発展を図るため、推進委員と連携を密にしながら地域農業の発展に努めてまいります。 農地利用最適化推進委員 酒井一平推進委員として2期目を務めさせていただきます。農地がより良い形で次世代に引き継がれるよう尽力してまいります。 高橋義昭2期目の推進委員に委嘱され、吉野地区を担当いたします。中山間地の課題である山林化した農地の非農地化を推進し、地域の農地最適化と農業活性化に取り組んでまいります。 片桐雅視農地の最適化を図りながら、若い担い手が意欲的に取り組める農業を目指して微力ながら努めてまいります。 佐藤卓雄今年度から農地利用最適化推進委員に委嘱されました。少しでも耕作を放棄する農地がなくなるよう尽力してまいります。 ひょうはじめ 委員担当地区 宮内地区 宮内 山岸誠 山岸誠・北部・銀杏・東部・六角町・吉野町・和泉町・新丁・内原 峠田一徳 冨貴田・本町・砂子田・粡町・田町・柳町・別所・南町・桜田 漆山 黒澤ちよ子 漆山1〜8組 渡沢寿漆山 9〜15組 安部淳一 漆山16〜18組・20組 金山 佐藤文好 金山全域 吉野 高橋義昭 吉野全域 赤湯地区 赤湯 錦礼子 森前・妹背・横町 浅野厚司 椚塚二・長岡・爼柳・大橋 村越竜仁 桜木町・三間通・上野 安達芳紀 椚塚一・松沢・金沢 神尾篤志 旭町・清水町・椚塚一 酒井一平 北町・二色根・表町・中央・栄町・花見町 中川 竹田壮芳 小岩沢・元中山・釜渡戸 鈴木博徳 川樋・新田 和郷地区  沖郷 髙橋善 一宮崎、露橋 菊地直子 萩生田 松田繁徳 鍋田・中ノ目 倉田健三 蒲生田・若狭郷屋・中落合 鈴木雄一 関根・坂井・法師柳・長瀞・西落合 本間仁一 沖田・高梨 片桐雅視 郡山・島貫 梨郷 朝倉善則 砂塚 土屋孝 和田・竹原 佐藤卓雄 梨郷 振興専門委員会 委員長 渡沢寿 漆山地区から推薦を受け農業委員3期目に入りました。そのうえ専門委員長に選任され重責を感じている所です。南陽市の基幹産業である農業ではありますが、農業者の高齢化や就農人口の減少などで担い手不足が常態化しています。また、条件が悪く耕作ができない遊休農地増加や獣による被害も多く見られます。振興専門委員会ではこれらの問題を解消するべく話し合いを重ね、市政に適切な提言・要請をできるように活動してまいります。 農業委員 竹田壮芳 農地利用最適化推進委員を2期させていただき、このたび4月からは農業委員に任命されました。地域の農地を守り、次の世代へつないでいけるように、皆さまと共に活動してまいります。 村越竜仁 農地利用最適化推進委員を3期務め、今年度より農業委員に任命されました。地域の発展のために努力してまいります。 朝倉善則 農業委員2期目に任命されました。遊休農地解消や、農業振興に取り組んでまいります。 農地利用最適化推進委員 鈴木博徳 今年度から農地利用最適化推進委員に委嘱されました。地域の農地を守り、農業の活性化や発展のために努力してまいります。 安部淳一 漆山地区から推薦を受け2期目の農地利用最適化推進委員になりました。南陽市の農業発展のために活動してまいります。 本間仁一 農業従事者の高齢化と担い手不足の進む中で遊休農地の発生を防止し、担い手にスムーズに移行できるよう努めてまいります。 土屋孝 今年度から、和田・竹原地区より推薦いただきました。担い手の減少の中、荒廃農地をできるだけなくすパイプ役に努めてまいります。 農業者だけが加入できる農業者年金をご存じですか? 農業者年金は、農業者に広く門戸が開かれた制度です。 農業経営者はもちろんのこと、自分名義の農地を持っていない配偶者や後継者などの家族農業従事者も、次の3つの要件を満たせば、農業者年金に加入できます。国民年金の上乗せ年金として、ぜひ農業者年金をご検討ください! 加入要件 ①年間60日以上農業に従事している ②20歳以上65歳未満※ただし60歳以上は国民年金の任意加入被保険者に限る) ③国民年金第1号被保険者(保険料納付免除者除く) メリット 【節税につながる税の優遇措置】▽支払った保険料は、全額社会保険料控除の対象▽受け取る年金は、公的年金等控除の対象 【保険料の国庫補助】▽認定農業者で青色申告しているなど、一定の要件を満たせば、保険料の国庫補助が受けられます。 【終身年金】▽年金は生涯支給される終身年金です。もし、80歳前に亡くなられた場合でも、ご遺族に死亡一時金が支給されます。 広報専門委員会 委員長 浅野厚司 農業は、私たちの生活の基盤であり、地域の文化や歴史とも深く結びついています。しかし、昨今の気候変動や人口減少、経済の変化など、農業を取り巻く環境は厳しさを増しています。そこで、私たち農業委員会は、地域の農業の振興と農業者の皆様の支援を行うため、さまざまな取り組みを行っております。特に、広報活動を通じて、地域農業の魅力や課題を広く伝えることが重要だと考えています。私たちは、農業に関する情報を積極的に発信し、地域の方々と農業者とのつながりを深めることを目指しています。また、農業に興味を持つ若い世代の方々に対しても、農業の魅力を伝え、新たな担い手の育成に努めてまいります。皆さまのご意見やご要望を大切にしながら、より良い広報活動を展開し、地域農業の発展に寄与していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 農業委員 松田繁徳10年後20年後の農業のあるべき姿を見据え、担い手確保、農地利用の最適化、荒廃農地の解消に努めてまいります。 錦礼子この度、突然のきっかけで農業委員に任命されました。生きるための命をつなぐ「食」は農業が源です。中立という立場から皆さまの協力をいただきながら活動してまいります。 菊地直子女性農業委員の増員をと声がけをいただき就任させていただきました。地域農業発展のため、活動されている皆さまのお手伝いができるようにがんばります。 山岸誠昨年5月から秋葉山の山火事・夏の大雨・2月の大雪と災害が続いております。春以降は平穏無事に農業を営めることを願っています。これからも地域農業を守るため努力してまいります。 農地利用最適化推進委員 神尾篤志今回、農業委員から2度目の推進委員として委嘱されました。高齢化の進行により農地の荒廃が進んでいます。新たな担い手につなげるため、農業の魅力の発信に努めてまいります。 峠田一徳最近は農業機械を含め生産費の高騰が続いており、生き残るための共同化法人化などいろいろな経営形態を考えながら皆さんと共に頑張っていきたいと思います。 鈴木雄一今年より、推進委員に推薦・任命されました。地域の農業の活性化と発展のために取り組んでいきます。 編集後記 今年は百姓一揆が起こりました。そして、令和の米騒動も起きています。日本の食の見直しが必要と思われる中、新しい農業委員と農地利用最適化推進委員が決まり、新体制がスタートしました。私たちの活動とリアルな情報を正確に皆さんにお伝えできるように、わかりやすい広報誌にしてまいります。どうぞよろしくお願いします。(浅野厚司) 【広報専門委員会】 ▽委員長 浅野厚司▽副委員長 神尾篤志▽委員 松田繁徳▽委員 錦礼子▽委員 菊地直子▽委員 山岸誠▽委員 峠田一徳▽委員 鈴木雄一